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PTT・アロマティクス・リファイニング 「PTTAR」
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2008.05.10 Saturday 18:52PTTアロマティクス&リファイナリング(PTTAR)は
アロマティクス・タイランド(ATC)とラヨン・リファイナリー(RRC)が
統合した石油化学&製油事業大手です。
ATCでは石油化学大手。芳香系の化学品を扱い、ベンゼンや、
パラキシレン、トルエンなどを生産します。
化学工場プラントタイの東部ラヨン県のマプタプット工業団地です。
2008年1月2日より社名の変更と上場。
旧ATCとRRCは上場廃止となりました。この両社の売上規模は
年商が約2500億バーツ以上となる為、タイ最大級の石油化学&製油メーカーと
なりました。
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最近頂いた質問の中のご回答です。PTTARなど
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2008.01.10 Thursday 19:54タイの政治の話題はとりあえず
16日以降の動きとなりそうです。
この間にもいろいろと質問メールをたくさん
いただきましたので、こちらでもご回答をしておきます。
Q PTTARの合併ニュースについてもっと教えて下さい。
PTTARなのですが、
こちらは芳香系化学生産大手ATC「アロマティクスタイランド」
と製油大手RRC「ラヨーンリファイナリー」
の合併で誕生しました。
PTTARでは今後10億ドルを超える投資を今後も続ける計画を
発表済みです。4年間で下流工程化学製品と品質改善に投資されます。
ATCとRRCの合併は
スケールオブメリットを強化し、強い財務状態と信用力を高めていますので
ここ数週間での悪材料はありませんでしたが
タイによくあるIPO後の株価の下げによりしばらく
3日連続株価は下げていました。
ただし、現在建設中のアロマティクス・コンプレックス2
<CPX2>が完成することで、
アジアトップ5の芳香系化学企業になります。
さらにはこの生産品がPTTへ供給される長期契約を結んでいるために、
そのメリットも非常に高いです。
Q PTT系は今後も合併が進みますか?
PTTでは製油系でもTOP、IRPC、BCPなど
製油所を持っている企業が数多くあります。
ただし、今後合併が急速に進むかと言うと
まだ具体的なニュースが出ているのはATCとRRCのみでした。
ただし、今後はPTT側でも再編事業を進める方向性は検討しているそうですので、
管理人もニュースとしては注目しています。
Q 面会希望と旅行の案内を希望です。
現在は少々忙しくなっているため、初めてお会いする方はお断りしております。
ただ、友人知人、セミナー参加者、会員の方は
原則受けています。
バンコクで、ものすごく不安なのに勢いで来てしまった方は
それもご対応します。
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ATC+RRC→ PTTARへ。
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2007.12.29 Saturday 08:10PTT傘下であった
アロマティクス・タイランド(ATC)と
ラヨーン・リファイナリー(RRC)が合併することによって
2008年からは
PTT Aromatics Refinery (PTTAR)
PTT アロマティクス リファイナリーとなります。
石油化学大手と製油大手の連合で
さらに効率化が高まるとされています。
ラヨーン県にあるプラントの完成によりさらに
売上が増えることも発表済みです。
タイのお正月休暇は1月1日のみですので、
取引は1月2日より開始になります。 -
ラヨーン・リファイナリー(RRC)
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2007.09.14 Friday 16:009月に入りました。
バンコクでは最近雨が多くて困ります。
雨が降る=必ず渋滞の発生です。
雲がどんよりしてきたら、間違いなく嵐のように雨が降り出します。
強烈なシャワーのように叩きつける雨が降ります。
さてまたどしどし掲載していきます。
ラヨーン・リファイナリー(RRC)は
1992年にPTT(36%出資)とシェル石油(64%)によって設立されました。
タイ国内で石油精製事業で第2位を誇る製油企業です。
1日の石油精製量はおよそ14万5000バレル。
精製された石油製品の90%がタイ国内消費。
残りは輸出されています。
2004年にPTT側がシェル石油より株式64%を買い取ることを合意。
その後SPRC(スターペトロニウムリファイナリー)との合併も
まとまらず現在に至ってます。
06年末からアロマティクス・タイランド(ATC)との合併話が進んでましたが、
2007年7月24日Newsclipの記事でもこのように
合併計画が進んでいます。
タイ国営石油会社PTTは23日、組織再編の一環として、
傘下の石油精製会社ラヨン・リファイナリー(RRC)と
石油化学メーカー、アロマティクス(タイランド)(ATC)を合併すると発表した。
合併会社の年商規模は2500億バーツで、タイ最大級の企業となる。
ATCは年産能力がパラキシレン54万トン、ベンゼン30.7万トン、
シクロヘキサン20万トンなど。06年の売上高は748億バーツだった。
RRCは石油精製能力が日量14.5万バレル、06年売上高1800億バーツ。
両社は合弁で新石油化学コンプレックスを建設中で、
08年中に芳香族系化学品の年産能力が220万トン、石油精製能力が日量28万バレルになる。
この新石油化学コンプレックスは「アロマティクス2」と呼ばれる
大コンビナートでマプタプット工業団地地区に建設されます。
こちら石油精製・石油化学系で数多くの企業が集積している地域にあります。
オフィスはラサ・タワーにあります。 -
タイには原子力発電所はできるのか。
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2007.06.28 Thursday 00:42日本の企業が原子力発電建設で
話題になっていますが、タイでも電力の消費量が増えていて
将来的に原子力発電所の建設をするのかどうかが
時折話題になっています。
ただし、タイの人による原子力発電のイメージが
悪いようで、まだまだ教育の段階が必要と言ってました。
(RRCの方とのインタビューで)
今後もし原子力発電所を建設する政策が
進んでいく場合にはタイの企業でもすでにリサーチを進めている企業があるので、
有望かもしれません。
タイの発電所は
石油や石炭の火力発電所からのエネルギーと
ラオスなどの水力発電、まだ原子力発電はありませんので、
かなり先を見越すなら魅力的なマーケットかもしれません。
先日は神保町で「アジア文庫」
虎ノ門で「岡三証券アジア情報館」を訪問してきました。
この辺りはまたメルマガでも。 - <<戻る 1/1 ページ 次へ>>