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新日本製鉄と3位の住友金属工業
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2011.02.04 Friday 03:18日本の鉄鋼メーカー国内最大手の新日本製鉄と同3位の住友金属工業が2012年10月をめどに合併すると発表しました。これで、合併後は、生産量でアルセロール・ミッタル(ルクセンブルク)に次ぐ世界第2位で、アジア最大の巨大鉄鋼メーカーが誕生することになるそうです。いよいよこのような動きが日本でも始まり、日本の合従連衡の動きが進むのかもしれません。タイも鉄鋼大手1位、サハビリヤスチール、2位 Gスチールとありますが、東南アジア同士で組むケースも出てくるかもしれません。
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サハヴィリア・スチール(SSI)
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2008.08.01 Friday 15:17サハヴィリア・スチールは
本社はBTS(高架モノレール)スラサック駅から北側の通り
スラサック通り プラパウィットビルディングにあります。
今後注目されるのは高炉建設事業ですが
高炉建設自体の技術的な支援、資金的な支援を含めて
かなり困難なハードルが多くあると見られています。
サハヴィリヤの運営する熱延鋼板生産工場は
タイの南部にある、Prachuab Khirikarn(プラチュアプキリカン県)にあります。
さらにマイナス要素の一つに
高炉建設事業に反対する地元住民との対立により、
反対運動の激化が懸念されています。
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サハヴィリヤスチール(SSI)
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2008.05.24 Saturday 19:52サハヴィリア・スチール(SSI)は
1990年3月に、サハビリア・グループとイタリア系企業(IRI)によって、
熱延鋼板(Hot Roll Coil)の製鋼工場を建設するために誕生した会社です。
その後はIRIが撤退し、現在はサハビリア・グループが主要株主と
なっています。
熱延鋼板は、自動車鋼板、船、コンテナーのボディ材料、
また、冷延広幅帯鋼(CRC)工場で使用される基礎原料となります。
工場はPrachuab Khirikarn(プラチュアプキリカン県)にあり、
タイ証券取引所には1994年に上場しました。
熱延鋼板でタイの鉄鋼業界No1のスチールメーカーです。
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日本の鉄鋼メーカーがタイで高炉の計画で
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2008.04.09 Wednesday 03:47日経新聞ではJFEスチールが
大型高炉の建設のためのFS(フィージビリティスタディ)をブラジル
で始めるニュースが出ておりました。
タイでも同じく東南アジア最大の鉄鋼需要地域であるため、
高炉建設が検討段階にあります。
タイの鉄鋼大手には
SSI「サハビリヤ・スチール」
GSTEEL「Gスチール」
TSTH「タタ・スチール・タイランド」
INOX「タイノックスステンレス」
などがあります。
各日系の鉄鋼メーカーがこれらのタイの地場メーカーと
合弁として組むのか
もしくは異なる方法で建設するのかで、株価に影響が出そうです。
中国の宝鋼集団、韓国のポスコ、アルセロールミタルなども、
それぞれ各企業との提携、進出のニュースが飛び交っているため、
タイの鉄鋼セクターも要注目です。
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タイの高炉建設事業その2
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2007.11.28 Wednesday 20:57タイで新日鉄は
サイアムセメントグループと提携事業などで冷延鋼板事業は行なっていますが、
実際の高炉の建設に関してとなると
相当の鉄鋼への需要が見込めないと簡単に
高炉から一貫した製鉄所の建設は難しい事になるとのこと。
中間素材を購入して納入先のリクエストに合わせた加工を選択せざるを
得ないのが現時点での状況のようです。
仮に高炉建設事業が実現すると新日鉄としては大規模な事業所の誕生となるため
世界の鉄鋼業界の勢力図にも影響が出るのは確実です。
港のインフラから一貫生産事業所・コスト計算まで
多くの難題が控えているようです。
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タイの高炉建設は実現するのでしょうか。
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2007.11.27 Tuesday 20:46最近乱高下の激しいタイの証券取引所SET指数です。
11月27日(火曜)は822.99ポイント。 -9.79ポイントの下落。
マイナス1.18%の下落でした。
世界の各株式市場も揺れていますね。
先進国ではサブプライムローン。
新興国では株式市場の乱高下になっています。
外国勢企業からの『日本買い』オファーも増加しているようです。
こういう時こそタイの企業PRなど
積極展開するべきと思うのですが、まだまだ企業誘致でも
苦慮しているようです。
タイのコシット副首相は
タイ現地での高炉計画を実現させるべく、
新日鉄などにアプローチしているそうです。
日本はトヨタをはじめ自動車メーカーが好調で、
需要の高い新興国を中心に新日鉄はじめ日本の鉄鋼メーカーは
自動車メーカーとタイアップして研究開発を進めています。
特に自動車のボディに使用される
「高張力鋼板」の技術は現時点では日本がトップです。
さらには
この鉄鋼の需要は自動車産業、建設業が圧倒的で、
タイは皆さまご存知の通り日本の自動車メーカーが
圧倒的なシェア(90%以上)と生産技術力の関係もあり
日本の鉄鋼メーカーからの仕入れが大半を占めているため、
なかなか現地調達とはいかないようです。
そこで高炉建設になるわけですが、
高炉から一貫した製鉄所建設となると
鉄鉱石の受入設備(当然大型貨物船が停泊でき
るシーバス建設から荷揚げ設備を含む)、高炉建設、材料投入装置、電炉、
分解圧延機、鋳造設備、熱間加熱設備、熱間圧延設備、
冷間圧延設備、焼鈍酸洗装置等々の一連の設備が必要で、数千億から1兆円規模の
投資と言われています。
明日へ続きます。
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ゲートウェイ買収される。(SSIなど)
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2007.09.29 Saturday 15:00先月の話になってしまいますが、
台湾パソコン最大手エイサーがアメリカ同業大手
ゲートウェイを買収したことを発表しています。
ちなみに多くの新聞がエイサー側が小さく、
ゲートウェイが大きく出ていました。
しかしこれによってIBMを過去に買収した
中国レノボを抜いて世界シェア第3位のパソコンメーカーへ
生まれ変わります。
パソコン業界の大型再編二幕でしょうか。
ちなみにエイサー。
タイではサハヴィリヤグループ(筆頭はサハヴィリヤ・スチールSSI)と
関係が強いです。
大きなサービスセンターは
サハヴィリヤグループの企業が多い
ラマ3世地区にあります。
タイではPC販売はこれからでしょうね。 - <<戻る 1/1 ページ 次へ>>